[Update] 室蘭女子高生失踪事件・千田麻未の現在!パン屋店長や彼氏など犯人の噂3人・霊視捜査などその後も解説 | 千田麻未 – Hongkong.xemloibaihat

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今回は室蘭女子高生失踪事件の経緯や被害者の人物像、パン屋の店長など容疑者3人、霊視による捜査結果などその後や現在を解説します。

2001年に起きた室蘭女子高生失踪事件では、未だに被害者・千田麻未さんが行方不明です。

室蘭女子高生失踪事件の概要~被害者は女子高生・千田麻未さん

 

出典:https://zawazawa.jp/

 

2001年3月6日、北海道室蘭市の繁華街で1人の女子高生が突如行方不明になりました。

 

当時高校1年生だった千田麻未さんは、自宅からアルバイト先であるパン屋へ向かう途中で姿を消し、18年経った現在も発見には至っていません。

 

人通りの多い繁華街で白昼に起きた失踪事件は謎が多く、不可解な点もあったため、全国で大きな話題となりました。

 

事件が起きた当日は公立高校入試日だったため、千田麻未さんの通っていた北海道立室蘭栄高校を含め、周辺の高校は全て休校でした。

 

千田麻未さんは普段、自宅からほど近いパン屋でアルバイトをしていましたが、この日は自宅から7kmほど離れたパン屋の本店でコーヒーの講習を受ける予定だったと言います。

 

パン屋の本店で13時過ぎにオーナーと会う約束をしていて、ジーンズにベージュのブレザーで、バーバリーのマフラーに緑色の革靴姿で自宅を出た千田麻未さん。

 

しかし、13時46分に千田麻未さんは交際相手とPHSで会話をしたのを最後に、消息を絶ったのです。

 

 

自宅を出発しパン屋の本店へ向かうまでの間、千田麻未さんは数々の不可解な行動をとっていたことや、これだけの繁華街にも関わらず、有力な目撃情報もなかったことなどから捜査は難航。

 

事件に巻き込まれたのか、家出だったのか、真実は分からないまま、そして千田麻未さんの行方も安否も分からないまま、捜査は幕引きとなりました。

 

 

室蘭女子高生失踪事件の被害者・千田麻未さんとは

 

出典:https://matome.naver.jp/

 

北海道室蘭市で起きた白昼の失踪事件。忽然と姿を消した当時16歳の千田麻未さんとは、どのような人物だったのでしょうか。

 

千田麻未さんが通っていた北海道立室蘭栄高校は、市内でも有数の進学校で、千田麻未さんはその中でもトップクラスの成績を誇る優等生でした。

 

また、容姿端麗で男子生徒のファンも多かったと言い、噂ではファンクラブまで存在していたと言います。

 

そのファンクラブには他校の生徒もメンバーとして加わっていたとも噂されていて、まさに才色兼備な人気者だったようです。

 

 

さらに友人の話によれば、とても真面目で几帳面な性格だったそうで、手帳を作るのが好きだったそう。

 

きちんと予定を管理し、時間通りに行動する性格だったため、事件当日の千田麻未さんの行動にはより一層疑問が残る、と友人たちは口を揃えて証言しています。

 

 

室蘭女子高生失踪事件当日の千田麻未さんの足取りまとめ

 

事件が起きた2001年3月6日、千田麻未さんの足取りを以下にまとめました。

 

ただし、これらは全て千田麻未さんの関係者や目撃者からの証言を基にしたものであるため、その証言が全て正しいと仮定した上での足取りです。

 

証言した人の中に嘘を言っている者がいたことも考えられますが、警察の捜査上では関係者や目撃者の証言に嘘があったという情報もありませんでした。

 

11

30

分頃】

出典:https://ameblo.jp/

 

千田麻未さんは、2001年3月6日の失踪する数時間前である11時30分頃、アルバイト先のパン屋の本店に電話をかけています。

 

「午後1時過ぎに行きたいのですが、オーナー(同店長)はいますか?」と、女性従業員と会話しています。

 

普段、千田麻未さんは自宅から4km程のところにある、このパン屋の支店でアルバイトをしていましたが、学校帰りに行けるようにと本店での勤務を希望したそうです。

 

しかし、そのためにはコーヒーの講習を受ける必要があり、この日その講習のために本店へ向かおうとしていました。

 

また、この日は公立高校入試のため、千田麻未さんも学校が休みで、制服ではなく私服で出かけました。

 

ジーンズにベージュのブレザーで、バーバリーのマフラーに緑色の革靴姿で、至って普通の女子高生ファッションだったそうです。

 

電話で、直接はオーナーと話はしていませんが13時過ぎに会うアポを取り、千田麻未さんは自宅を出ました。

 

12

25

分】

出典:https://zawazawa.jp/

 

白鳥台に住む千田麻未さんは自宅を出ると、コンビニに寄った後、「白鳥台中央」というバス停に向かい、「東町ターミナル」行きのバスに乗ったことが分かっています。

 

千田麻未さんがバスに乗り込むと、後部座席にすでに友人が乗車しており、この友人の証言ではバスに乗った千田麻未さんが自分に向かって手を振っていたと言います。

 

バスで30分ほどのところにパン屋の本店があるため、この時すでに約束の時間に間に合うギリギリでした。

 

しかし、ここから千田麻未さんはとても不可解な行動に出ます。

 

12

56

分】

千田麻未さんが乗ったバスは、パン屋本店の最寄りバス停である「東通り」に12時56分に到着しました。

 

しかし、千田麻未さんはなぜかここで下車せず、そのままバスに乗って最寄りバス停を通り過ぎたのです。

 

13

時過ぎ】

出典:https://zawazawa.jp/

 

そして、千田麻未さんは降りるべきだった「東通り」を3つ通り過ぎたバス停「東町2丁目」でバスを降りました。

 

パン屋の本店に行くと言った約束の13時を過ぎているにもかかわらず、千田麻未さんはバスを降りると室蘭サティに立ち寄って時間を潰すようにうろついていたと言います。

 

13時04分から13時26分の間、化粧品売り場で何もせずに過ごしている千田麻未さんの姿が店の防犯カメラに映っていたので、この情報は正しいものと考えられます。

 

20分以上の時間をそこで潰した後で、千田麻未さんがサティを出たところで、同級生の男子生徒が千田麻未さんを見かけ、道路越しに挨拶をしたと証言しています。

 

13

31

分】

店を出た千田麻未さんは「東町2丁目」のバス停を13時31分に発車するバスに乗り、「東通り」のバス停で13時41分頃に下車したと推測されます。

 

しかし、実はこのバスには23人もの乗客が居たのに、千田麻未さんの目撃したという情報は得られていません。

 

道南バスによれば、この時通学定期券を使って乗車した人が1人だけだったことから、これが千田麻未さんだったのではないかと考えられますが、残念ながらあくまで推測でしかありません。

 

13

42

分】

千田麻未さんがバスを降りてすぐ、当時交際していた男性が千田麻未さんのPHSに電話をかけ、「今、下に着いたよ」と言ったそうです。

 

室蘭市では、市街地のことを「下」、千田麻未さんが住んでいた高台の白鳥台のことを「山」と言う習慣があるそうです。

 

千田麻未さんがこの時言ったのは、パン屋本店のある市街地に到着したという意味だと考えられます。

 

また当時、PHSの記録を見てもアンテナの中継場所がパン屋本店のある東通り付近を示していたことが分かっているので、この時間にパン屋本店付近にいたことは間違い無いでしょう。

 

13

46

分】

その後、再び交際相手が千田麻未さんに電話をかけた際には、千田麻未さんは「今話せないから、あとで掛け直すね」と言って電話を切ったそう。

 

これが、千田麻未さんが消息を絶つ前の最後の会話となってしまいました。

 

この時、話をした交際相手は千田麻未さんが「室内にいる気がした」と証言していて、「特に緊迫した様子などはなかった」と話しています。

 

千田麻未さんはこの時点で自身の身に忍び寄る危険を感じ取ってはいなかったのかもしれませんし、もしかすると既に事件に巻き込まれていたのかもしれません。

 

この電話を最後に、千田麻未さんのPHSは繋がらなくなり、千田麻未さんは行方不明となりました。

 

室蘭女子高生失踪事件の不可解な点2つ

 

出典:https://mechalog.com/

 

①パン屋の本店の最寄りバス停で下車しなかった

千田麻未さんをよく知る友人たちは皆、千田麻未さんについて、とても几帳面で真面目な性格だったと証言していて、約束をすっぽかしたり、堂々と遅刻するのは考えられないと言います。

 

では、なぜ千田麻未さんは、約束の時間を過ぎているにもかかわらず、パン屋本店の最寄りバス停を通り過ぎて、ショッピングモールの化粧品売り場をウロウロしていたのでしょうか。

 

しかも、少し時間を潰した後、わざわざバスに乗ってパン屋本店の最寄りバス停へ戻っていたという行動はかなり不可解です。

 

 

考えられるのは、千田麻未さんがパン屋の本店に電話をしてアポを取った際、対応した女性従業員が証言した「13時過ぎ」という約束の時間自体が記憶違いだったという可能性です。

 

もし、女性従業員の記憶違いだったとすれば、今度は会う約束をしていたオーナーの証言も重要になってきます。

 

パン屋本店のオーナーは「昼過ぎに来ると思い、13時30分まで店で待っていたが来なかったため外出しました。その後体調がすぐれなかったので、家で寝ていました」と証言。

 

ということは、やはり約束の時間は13時過ぎで、女性従業員の証言は正しかったと思われます。

 

②約束の時間を過ぎていたのに、オーナーが千田さんの

PHS

に電話しなかった

ここで、次に不可解に思われる点はパン屋本店で千田麻未さんが来るのを待っていたオーナーは、なぜ千田麻未さんのPHSに電話をしなかったのでしょうか。

 

オーナーは、時間になっても現れない千田麻未さんのことを気にかけて彼女を探しに外出したと話しています。

 

時間に遅れた時点で何かあったのかと心配するのは当然です。しかし、まず電話をして、繋がらなくて心配になり、探しに行く…というのが一般的に考えられる順序だと思います。

 

ましてや、几帳面で真面目な性格で知られていた千田麻未さんの場合はなおさらです。

 

千田麻未さんのPHSに連絡はせず、店を出して探しにいって、見つからなくて家へ戻って寝ていた、というオーナーの話はやはり筋が通っているとは思えません。

 

 

室蘭女子高生失踪事件の犯人として考えられる人物とその理由 【パン屋の店長など3人】

 

出典:https://www.youtube.com

 

①パン屋オーナー

交際相手の証言やPHSの記録から、千田麻未さんは失踪直前にパン屋本店の付近にいたことは間違いありません。

 

また、最後の電話で、交際相手の男性は「室内にいる気がした」と話していることから、千田麻未さんが失踪する直前に最後に会っていたと考えられるのが、パン屋のオーナーです。

 

オーナーの証言は信憑性に欠けることや、最後に会った人物として最も有力だと考えられること、そしてオーナーが体調不良で家で寝ていたというアリバイを証言する人もいませんでした。

 

さらに、これは警察から公表された情報ではありませんが、そもそもコーヒーの講習など存在しないと証言している従業員もいたそう。

 

しかし、コーヒーの講習を行うという名目で麻美さんはパン屋の本店に向かったわけですから、やはりオーナーへの疑いは拭いきれません。

 

 

また、当時この事件を独自に調べていた自称探偵の人のサイトには、「パン屋の本店が入っていたビルはオーナー所有のビルであり、階上の空き室を居住スペースに使っていた可能性がある」と記述されています。

 

そのため、空室で千田麻未さんを監禁殺害したという説を支持する人も多いそう。

 

繁華街で起きた事件と言っても、パン屋の本店を少し入れば人通りが少なめの中央分離帯のある道で、もう少し裏手には森もあったり、近くで大きな工事が行われていたため騒音で紛れることも可能でした。

 

つまり、実際には人目につかないように犯行に及ぶことが可能な環境だったようです。

 

 

そのため、警察もまず初めにパン屋のオーナーを疑い、3日間に渡って任意の事情聴取を行いました。

 

そして、所有する車両の押収、自宅と店の捜索などありとあらゆる手を尽くしてオーナーが事件に関わっている証拠を掴もうと、懸命に捜索が行われました。

 

しかし、事件の手がかりとなる、千田麻未さんの髪の毛1本見つけることができず、オーナーは釈放されています。

 

 

ただ、その後も執念深くオーナーの周辺は調べられており、オーナーが被疑者として疑われていることが噂になると、パン屋は閉店を余儀なくされました。

 

オーナーはその後、別の土地へと移り住む際に自身が住んでいた家を取り壊したそうです。

 

これを怪しんだ警察は、更地になった土地をわざわざ重機を使って掘り起こして基礎の部分まで徹底的に調べました。

 

もしかしたら千田麻未さんの死体が埋まっているかもしれない、と思ったからです。

 

しかし、そこまで調べても千田麻未さんの手がかりは何1つ出ては来ませんでした。

 

 

②交際相手

警察は高い確率でパン屋のオーナーを犯人だと疑っていましたが、地元では千田麻未さんの交際相手だという人にも疑惑の目が向けられました。

 

なぜなら、ファンクラブができるほどの人気者だった千田麻未さんに、交際相手がいるという話は一切誰も知らなかったからです。

 

千田麻未さんは成績優秀、真面目で、顔立ちもとても綺麗な、まさに才色兼備な女性でしたから、特に男性からの人気が高かったと言います。

 

男性たちは寄ってたかって千田麻未さんと「お近づきになりたい」「交際したい」という願望を持っていたはずですし、高嶺の花な存在だったはずです。

 

もし千田麻未さんに交際相手がいたら、誰か1人くらいその事実を知っていてもおかしくありません。

 

取り巻きの男性たちも、千田麻未さんと親しかった友人も、交際相手の存在を知らなかったというのは確かにちょっと不思議です。

 

 

また、パン屋のオーナーの証言によると、千田麻未さんは当時ストーカー被害に遭っていたと言います。

 

オーナーによると、「いたずら電話が多いから、知らない電話番号は出ないようにしている」と話し、自宅近くにもストーカーがいるため、アルバイトを早番にしてほしいとの相談も受けていたそうです。

 

周囲が千田麻未さんと交際相手のことを知らなかったことから、実際には交際相手ではなく、ストーカーだったのではないかという噂が流れたのです。

 

 

ただ、思春期の男女なので交際を周りに話していないというケースも珍しくないですし、交際して間もなかったとしたら、まだ知られていなかったことにも納得できます。

 

千田麻未さんが最後に電話で会話をしたと思われるのも交際相手で、千田麻未さんの足取りに関して重要な証言も彼から得られています。

 

ですから、交際相手が犯人なのではないかというのは、事件が解決に至らなかったため、様々な憶測が飛び、地元の人たちの間で流れた単なる噂でしかありません。

 

最後の電話の様子や会話の内容など、重要な証言をしていますが、それ以外には警察から疑いをかけられたという話もなかったので、捜査の中で交際相手に不可解な点はなかったと言えます。

 

③北朝鮮の工作員

最後に、この事件の真犯人として最も有力な説だとされているのが、北朝鮮の工作員に拉致されたという説です。

 

拉致被害者として知られる横田めぐみさんも、同様に白昼堂々、人通りの多いところで拉致されています。

 

北朝鮮の工作員による拉致は、特定の場所で行われることが多いとされ、千田麻未さんが拉致された付近でも過去に1件例があったため、この説が疑われています。

 

 

また、千田麻未さんが室蘭サティからパン屋本店に向かうために乗ったバスには23人の乗客が乗っていましたが、実は3人の身元が分かっていないという情報があります。

 

これだけ白昼堂々、女子高生を拉致してどこかに監禁し、殺害、死体遺棄までを誰にも見つからず、しかも証拠も残さず行うというのは、現実的には不可能に思えます。

 

だとすれば、もうすでに捜査の及ばない場所へ拉致された可能性を考える他ありません。

 

ただ、こちらも確かな証拠は何もなく、単なる憶測でしかありません。

 

室蘭女子高生失踪事件の捜査が難航した理由3つ

 

出典:https://www.sankei.com/

 

①初期捜査の時点で警察犬を使わなかった

この室蘭市女子高生失踪事件が未解決に終わってしまった1番の要因は、失踪事件として捜査に乗り出した初期の時点で、警察犬を導入しなかったことだとされています。

 

本来、失踪事件や誘拐事件だと考えられる場合には、即座に警察犬が捜査に導入されます。

 

しかし、なぜかこの捜査では初期の時点で警察犬を導入しなかったため、千田麻未さんの行方が分からなかったのです。

 

失踪当日の時点で警察犬を導入していれば、千田麻未さんの足取りは掴めたはずですし、もしも監禁されていた場合や、殺害され遺棄されていた場合にも、発見に至った可能性が高いです。

 

本人の行方が分からない以上、残念ながら捜査は難航して当然です。

 

 

②私服だったため目撃情報が少ない

この事件の特徴として、千田麻未さんに関する目撃情報が極端に少なかったことが挙げられます。

 

友人や交際相手からは証言を得られましたが、街での聞き込みなどでの証言はあまり得られませんでした。

 

その理由として、この日千田麻未さんが私服で出かけたため、制服を着ていなかったということが挙げられます。

 

制服を着ていれば、どこの高校の生徒なのかということがひと目で分かりますから、バスに乗っていても街を歩いていても人の目につきやすいものです。

 

しかし、私服を着ていた千田麻未さんは、街に溶け込んでしまい、なかなか重要な目撃情報を得ることできなかったと考えられます。

 

行方不明者の捜索には目撃情報が必須となるので、目撃情報が極端に少なかったこの事件は未解決となってしまったと言えます。

 

 

室蘭女子高生失踪事件の現在~

霊視による捜査の結果は?

 

出典:https://matome.naver.jp/

 

現在、事件発生から20の年月が経ちましたが、捜査開始時には2000人の捜査員を導入して行われた捜査も虚しく、もし生きていたら38歳となる千田麻未さんの発見には至っていません

 

テレビ番組でも扱われ、霊視による犯人探しや千田麻未さんの居場所探しが行われたこともあります。しかし、これも解決には至りませんでした。

 

 

出典:https://i.imgur.com/ra5gf3j.jpg

現在の顔を推定した画像

 

未解決事件として処理され、その真相は闇の中ですが、ご家族、特にご両親の心中を察すると本当に胸が痛くなります。

 

ご家族はそれでも、もしかしたら元気な姿で帰ってくるのではと信じて待っているでしょう。

 

何か1つでも手掛かりになる情報をお持ちの方は、是非とも室蘭警察署まで一報をお願いしたいです。

 

千田麻未さんの無事を祈るばかりです。

 

 

まとめ

2001年に起きた室蘭女子高生失踪事件は白昼堂々、繁華街で起きました。

 

千田麻未さんの行動や、関係者の行動、証言について不可解な点がいくつもある事件でしたが、結局真相の解明には至っていません。

 

せめて千田麻未さんの発見を、と願いますが、それさえも叶わず、未解決事件となっています。

 

どんな些細なことでも千田麻未さんに関する情報が室蘭警察署に届き、1日も早く千田麻未さんが家族の元へ帰る日を願うばかりです。

 

[Update] 日本で起きた神隠し事件17 【真相】と【考えられる原因】 | 千田麻未 – Hongkong.xemloibaihat

テレビで度々報道される失踪事件ですが、ニュースにならないものも含めると行方不明者の数は毎年10万人に上ると言われています。

この数を聞くと、自分には無縁なこととは思えない怖さを感じませんか?

家出や事件性のなく、忽然と姿を消してしまう行方不明に対して、『神隠し』という言葉が使われます。

神隠しは、もどういうので、なぜ起こるのでしょうか?

謎の多い『神隠し』と呼ばれる事件でも、考えられる原因はいくつかあります。

中には後日、実際に解決しているケースもあります。

これらを読み解くことで、今も未解決となっている事件を推理することはできるかもしれません。

神隠しと言われる事件の真相に迫ってみました。

 

日本で起きた神隠し事件17 【真相】と【考えられる原因】

 

 

神隠しとは

ある日突然、何の前ぶれもなく人が忽然と姿を消してしまう現象のことを『神隠し』と言います。

神様や物の怪の仕業としか思えないような不自然な状況で人が消えることからこの名がつきました。

昔の日本は現代のように交通網が整備されておらず、山や森で人がいなくなることがほとんどでした。

そのため、山の神や森の神の仕業であると考えられていたようです。

神の中には天狗や鬼などの物の怪も含まれていたため、天狗隠し鬼隠しとも呼ばれていました。

また、神隠しに遭いやすい人、そうでない人がいるとも言われています。

神隠しに遭いやすいのは、小さな子供や知的障害者、産後の女性などとされています。

精神的に不安定なとき、ふと神隠しに遭ってしまうのかもしれません。

ただ、はっきり意志を持った大人でも、精神的に弱っているときは心に隙間ができてしまうものです。

そんな小さな隙に、ブラックホールは入り込むのでしょう。

 

古くから伝わる神隠しの言い伝え

それでは、日本では実際にどんな神隠しがあったのか、古くから伝わる言い伝えを見ていきましょう。

 

1.きつねにさらわれた幼児

新潟県に伝わる言い伝えでは、木こりの娘である幼児がある日忽然と姿を消しました。

両親は毎日探し回り、狐が棲む穴に赤飯を備えて歩きました。

行方不明後しばらくして、繰り返し探しても見つからなかった場所で、息絶えた女の子が発見されたそうです。

姿を消してから何日も経っていたにも関わらず、その子は肌つやもよく、栄養状態もよく、まるで眠っているかのような姿だったそうです。

女の子があまりに可愛いためにきつねがさらい、自分の子のように育てていたのではないかと言い伝えられています。

 

2.消えた花嫁

岩手県雫石村の農家では、嫁入りに向かう娘が馬に乗っていました。

家の者が祝言の準備に少し手間取っている間に、花嫁は忽然と馬上から消えてしまいました。

捜し歩いても見つからぬまま、半年ほど経ったある冬の夜のことです。

消えたはずの花嫁が村の商店に酒を買いにやってきました。

商店にいた店主や客は、驚きのあまり言葉が出ずにただ立ち尽くしていたと言います。

すぐに後を追いかけるも、娘の足跡すらなかったそうです。

その後、村では酒を買った娘は店を出てすぐに天へ引き上げられたのだろうと語られました。

 

3.サムトの老婆

岩手県松崎村サムトと呼ばれる地域のとある家に娘がいました。

ある秋の日、家の裏にある木の下に草履をそろえて脱いだまま、行方知れずとなってしまいました。

30年後、その家の家族の元へ行方不明となった娘が老婆となって突如戻ってきました。

老婆は家族に会いたいがために、自ら神隠しから生還してきたと言います。

それから毎年家族に会いに戻ってきましたが、その日は決まって嵐になりました。

嵐とともに帰って来る老婆をいつしか人々は迷惑に思い、老婆が入ってこられないようまじないをかけて村境に石碑を建てました。

それ以来、老婆が現れることはありませんでした。

鳥取県にある水木しげるロードには、この『サムトの老婆』像があり、よく見ると一筋の涙を流していることに気づきます。

神隠しにまつわる有名な伝説となっていますが、切ない話ですね。

 

4.神隠しから生還した少女

明治時代の千葉県君津市で、かくれんぼをして遊んでいた少女が行方不明になりました。

村人たちは森や山、川の底まで探しましたが、少女は見つかりませんでした。

しかし、1週間ほど経ったある日、家の軒下で呆然と立ち尽くしている少女が発見されました。

少女は、草むらに隠れていたら、急に体が重くなり、声が出せなくなったと語り始めました。

村人が自分を探していることも知っていたが、動けないまま、日暮れの頃、氏神さまの杉の上に引き上げられたと言います。

姿の見えない声が『1週間後に返す』と言い、気づいたら家の前に戻っていたそうです。

その声の主は何者で、何のために少女を隠したのでしょうか。

 

5.盛岡から東京へ移動した少女

大正12年、関東大震災の直前のこと、地元に住む男性が山道で泣く少女を発見しました。

話しかけるも泣くばかりであったため、男性はその子を最寄りの日向和田駅に連れて行きました。

駅長は少女の格好や方言から、東北地方の子供だと見当をつけ、調査の末、盛岡で行方不明になっている少女であることがわかりました。

鬼ごっこをして遊んでいたところ、夕方に行方不明となり、翌日東京で発見されたのです。

幼い少女が一夜にして遠くへ移動していることから、天狗による神隠しであると言い伝えられています。

 

これらの話のように、昔の日本では、人の失踪は神隠しによるものとされ、伝説として語られてきました。

真相はわからないままです。

では、現代の神隠し事件にはどんなものがあるのでしょうか?

 

現代の神隠し 未解決事例

今も未解決となっている現代の神隠し事件を見ていきましょう。

 

1.赤城神社の神隠し

1998年、千葉県に住む主婦である志塚法子さんは、家族で群馬県にある赤城神社を訪れたときに姿を消してしまいました。

その日は雨が降っていたため、法子さんの夫と叔父だけが神社に向かい、他の家族は車で待機していました。

しかし、法子さんは『せっかくだからお賽銭をあげてくる』と言い残し、101円だけを握りしめて参道を上って行ったそうです。

その後、法子さんの娘が駐車場から境内とは別の方向で佇む法子さんを目撃したのを最後に行方がわからなくなっています。

後日、何者かに傘を差し出す法子さんの姿が映りこんだホームビデオが送られてきましたが、解決には至っていません。

 

2. 室蘭女子高生失踪事件

2001年、当時16歳だった千田麻未さんは、バイト先の講習を受けるためにバスに乗りました。

しかし、麻未さんは下車予定のバス停で降りずに、3つ先のバス停付近で同級生と挨拶する姿が目撃されています。

その後、近隣ショッピングモールのコスメコーナーで買い物をする姿が監視カメラで確認されたのを最後に行方がわからなくなっています。

最後に会っていると思われたバイト先の店長が取り調べられましたが、店長は麻未さんは来なかったと供述し、未解決事件となりました。

 

3.徳島県幼児行方不明

1989年、当時4歳だった松岡伸矢くんは家族で訪れていた親戚宅で父親が目を離したわずか40秒の間に行方がわからなくなってしまいました。

父親が伸矢くんと当時2歳の弟、従兄弟の子供の3人を連れて散歩から戻りました。

父親は弟を家の中に入れてから玄関に戻ると、すでに伸矢くんの姿はどこにもありませんでした。

親戚宅は山の中にあり、人通りも少なく隣家とも離れています。

僅かな時間で幼児の足で遠くまで行くことは考えられないため、神隠し事件と言われています。

 

4.温かいココアを残したまま失踪

1991年、当時小学2年生だった加茂前ゆきちゃんは午後2時ごろ帰宅しました。

午後3時半頃にゆきちゃんの姉が帰宅したときに、すでにゆきちゃんの姿はなく、テーブルの上にはまだ温かいココアが残されていました。

事件当時、家には夜勤明けの父親が寝ていましたが、異変には気づかなかったと言います。

当日、友達からの遊びの誘いにも、ゆきちゃんは『約束がある』と言って断っていたそうです。

いつも着ていたピンクのジャンパーもそのまま置いてあり、どこへ消えてしまったのかは謎のままです。

失踪事件の3年後、ゆきちゃんの自宅には怪文書が届いています。

 

5.たけのこ掘り行方不明事件

2005年、当時5歳だった香川県の大西有紀ちゃんは、母親と小学3年生の姉と一緒にたけのこ掘りへ出かけていました。

『もう1本取ってくる。』と言って、竹林に入ったまま戻ってきませんでした。

当時は竹林の中の池に転落したものとみて捜索がされましたが、池の水を抜いても見つからず、未解決事件となっています。

警察犬による追跡では、4頭の犬全てが同じ場所で動きを止めたため、誘拐事件であるとの見方もされているようです。

しかしながら、その場所には車両が進入できるようなスペースはありませんでした。

 

6. 岡山鍾乳洞高知大生失踪事件

2008年、岡山県にある、日咩坂(ひめさか)鐘乳穴で調査に入った高知大学3年生の男子学生が洞窟内の奥にある地底湖で遊泳している最中に失踪しました。

この洞穴は県の天然記念物となっており、洞窟に入るには届け出が必要であるにも関わらず、サークルの学生たちは届け出を出していなかったそうです。

この事件も未解決のままですが、男子学生の失踪後にSNSへのログインの形跡があったり、日記が消されていたり、不可解な事が起きています。

また、地底湖も遊泳できるような場所ではなく、なぜその場所で遊泳しなければならなかったのか疑問視されています。

一体、なぜこのような事件が起きてしまったのでしょうか?

 

7. 坪野鉱泉肝試し失踪事件

1996年、富山県にある廃旅館へ肝試しに行ったと見られる女性2人が姿を消しました。

家族に肝試しに行くと告げたまま、連絡が取れなくなったそうです。

警察の捜索もむなしく2人は今も見つかっていません。

[続報] 2020/3/4

富山県警は4日、1996年5月に同県魚津市で消息を絶った同県氷見市の当時19歳の少女2人が乗っていた乗用車が、同県射水市の海中で見つかったと明らかにした。車内に複数の人骨があり、県警は2人のものとみて確認を急いでいる。引用元:yahooニュース

8.深夜小児行方不明事件

1991年、福島県に住む当時7歳の石井舞ちゃんは、深夜の自宅から忽然と姿を消してしまいました。

自宅には祖父母、父母、兄弟2人、父親の姪、姪の恋人、母親の友人の子供2人がいたそうです。

舞ちゃんは母親の友人の子供たちと一緒に寝ていましたが、子供たちが夜中に目を覚ましたとき、すでに舞ちゃんの姿はありませんでした。

そのとき不在であった姪の恋人である20歳の男性が疑われましたが、友人に会うために乗車したというタクシードライバーの証言が取れたため不問となりました。

 

実際に起きた神隠し事件の真相

今も未解決の神隠し事件をご紹介してきましたが、解決に至った事例はないのでしょうか?

次は、当時は神隠しと言われた事件でも、その後,、解決に至った事件の真相に迫ってみたいと思います。

 

1.群馬県女児失踪事件

1990年、群馬県に住む当時小学5年生だった女の子が父親が女児の友達の家の近くに車で送っていったのを最後に行方がわからなくなりました。

女児の友達の家には行っていないことがわかり、車を降りてから友達の家に行くまでの間に事件は起きたと考えられました。

その1週間後、女児の遺体が近くの雑木林で発見され、殺人事件として捜査が開始されました。

翌日、犯人逮捕に至りましたが、事件の真相は保険金目的の父親による殺害という悲しいものでした。

 

2.茂原女子高生神社神隠し事件

2013年、千葉県に住む当時高校3年生の女子が突如、行方不明となりました。

警察の捜索でも全く足取りがつかめなかったため、神隠し事件と言われました。

しかし2ヶ月半が経過したある日、衰弱し泥だらけの制服を着て神社でうずくまる女子高生が発見されました。

この事件の真相は、両親からの望まない信仰強要に悩んだ女子高生がした家出だったのです。

 

3.広島一家行方不明事件

2001年、広島に住む一家が、愛犬含む家族ごと行方不明となってしまいました。

この家には祖母、父母の3人とペットの犬が暮らしており、結婚を控えた長女は独り暮らしをしていました。

玄関の鍵が閉まっていたこと、翌日の朝食の準備がされていたこと、通帳や携帯電話などがそのまま残されていたことから突発的なものと考えられました。

何のトラブルも考えられない家族だったそうですが、その1年後にダムの湖底に沈む一家の車が発見されました。

車中から家族4人と愛犬の亡骸が発見され、無理心中であると断定されました。

家族全員と愛犬を連れて心中しなければならなかった理由は、一体何なのでしょうか。

 

4.新潟少女監禁事件

1990年、新潟で当時小学4年生だった少女が行方不明となりました。

母親の届出により警察が捜索にあたりましたが、ついに少女を発見することはできませんでした。

それから約10年が過ぎた2000年のある日、別件である家に訪れた保健所職員が、中に女性が監禁されているのを発見し、保護に至りました。

この加害者宅には加害者の母親も同居していましたが、少女の存在には気がつかなかったと言います。

にわかには信じがたい事件ですが、このような拉致監禁事件は実際にいくつか起きています。

 

神隠し 考えられる原因

さて、これまで実際に起きた未解決事件と、解決された事件の真相をお伝えしてきました。

これからは、神隠しの現象について考えられる原因について考えてみましょう。

5つの説を挙げてみます。

 

①拉致・誘拐説

現代で『神隠し』と呼ばれる事件のほとんどは拉致・誘拐であると言われています。

家出とは考えにくい失踪の場合、警察は拉致・誘拐を疑うでしょう。

 

②迷子・家出説

事件性のない失踪の場合、幼い子供であれば迷子、大人であれば家出が考えられます。

事実、神隠しと言われた失踪者がのちに自らの意志で帰って来ることもあるからです。

 

③殺人事件説

失踪者と連絡が取れない場合、何らかの事件に巻き込まれ、命を奪われているのではないかと疑われます。

この説は捜査上でも拉致・誘拐の先に考えられることでしょう。

 

④間引き説

間引きは増えすぎたものを減らすという意味があり、『姥捨て』にみられるように家族に捨てられることを指します。

現代ではあまり考えられませんが、昔はそういった風習を隠すために神隠しが利用されていたそうです。

 

⑤鳶や鷹による連れ去り説

乳児や小さな幼児にいえることですが、実際に鳶や鷹が小さな赤ん坊をねらい、掴んで飛び去ろうとする映像も撮影されています。

山中では、このような獣に襲われ、連れて行かれたと考えることもできるかもしれません。

 

⑥異次元移動説

一番非現実的ですが、これが最も神隠しのイメージに近いのではないでしょうか。

何らかの拍子に今私たちがいる世界とは別の次元に飛ばされてしまったと考える説です。

 

まとめ

未解決となっている神隠し事件にも、私達が気づけないだけで、解決可能な事件が存在しているかもしれません。

事件に巻き込まれ、犯人が証拠を残さないようにしているのか?

自分の意志で姿を消したのか?

はたまた狂言なのか?

 

神隠しとは、人が隠されたのではなく、真相が隠されたものと定義した方がより正確な表現の気がしてなりません。

どんなに捜索がされても、未解決のまま捜査が終了となってしまった事件は星の数ほどあります。

神隠しと聞くと、奇妙で不思議な現象を思い浮かべますが、必ず原因があるはずです。

大切な人が神隠しにあってしまわないよう、潜在するトラブルと向き合って都度解決をしていきたいものですね。

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